岡野守也

仏教では一貫して、人間の心がどういうものなのかを洞察すること、心の表面の現象の問題だけではなく、ふだん自分でも気がっかないような心の奥底まで掘り下げて洞察すること、そして、ただ洞察するだけではなく、修行を通じてその心を変えていくことに、中心があった。